1999-04-01 [長年日記]
# [English] 翻訳ボランティア
日本フォスター・プラン協会で、「翻訳ボランティア」というのをやった。ここはそもそも、途上国にいる子どもと文通をしてその子やそのコミュニティに寄付することによって、「顔の見える援助をしよう」みたいな組織だ。
まず資料請求をすると、「こんなのを日本語に訳せますか?」という資料を送ってきて、それにできると返事をすると、世界各国から子供の成長レポートをどさっと送ってきて、指定された日時までに返送してくれというもの。
途上国でしか使われないような設備とか、その地域のお祭りなどの単語も訳さないといけないので、そのための簡単な辞書ももらえる。
たとえば、
- bore hole 掘り抜き井戸
- tika(ネパール)額につける祝福の印
- Dasain(ヒンドゥー教)9〜10月頃行われるヒンドゥー教三大祭りのひとつ。
などなど。
それからわけわからないのは、地名や人の名前。読み方がわからなくても、ローマ字読みでよいということになっていたので、
- ホサヴィーデュフンディ村
- マンジュラ(女の子の名前)
- カンナダ語(インドの一部で使われているらしい、このくらいになると知ってる人は知ってるのか?)
といった書き方の続出。正しい発音を示しているのかは、謎。
あたしの英語力の不足もあって、この「専門用語辞書」と「普通の英和辞典」の両方を見ながらの翻訳。実際送られてきた英文は、サンプルよりはるかに難しい…。「これは無理ですって言って、次回からはもうやめよう…」と一回目から思い切り弱気になって訳していた。なのに終わってみると、もう一回やってみようかなと思っている。いろんな国からの子供の写真とその近況報告、プロジェクトや学校の様子が現地からのレポートとして、まとめて読めるというのは面白かった。世界各国の開発の現場ではこんな風に物事が進んでいるのだなあというのが分かる。
<後日談:挫折…。>
この第一回の翻訳をしたあとしばらく何も来なかったので、なんでかなあと思っていた。そしたら、次はいきなり7月にやって来て、「26日までに次の15部の手紙の英訳を提出して下さい」と来た。そしてそこには、前回(↑の時)にあたしがしたミスが紙2枚にずらっと書かれている。あたしの英語力はTOEFL550だし、一般的な社会人と比べてもそんなに低くないハズなのだけど、事務局の人から見たらかなり不満の多いものだったらしい。
しかし、かなりのボリュームであり、そのなかに専門用語がビシバシ出てくるので、辞典でも、必ずしもすべての単語がカバーされているわけではない。あれだけの量の手紙を、ボランティアで訳せる人なんてそんなにたくさんいるのだろうか?
それから何よりも、自分が翻訳をする日時をコントロール出来ないというのは決定的な欠陥であると思う。4月はまだ時間があったので上記のように面白がってもいられたが、7月はうちは学期末で、23日提出のレポートが一つ、30日に2つ、そして29日は、半年間でもっとも大事なジュリー(修士論文の中間発表)があるんですけど〜。
おかげでやっと翻訳を終えたが、まだ一本もレポートにも発表の準備にも手を着けていないのである。はっきり言ってヤバイ。これは無理なく出来るボランティアの枠をはるかに越えている、と思って「もう辞めます」という手紙を同封して返送することにする。これが務まるのは、あの原稿がいつ来ても対応できるようなよっぽど暇な生活をしている人か、さもなくば開発関係に詳しくてかつ英語がメチャクチャ出来るかのどっちかだろうが、あたしは今のところそのどちらにもなれそうもない。(99/07/18)
1999-04-02 [長年日記]
# [Misc] 国家公務員説明会
あたしのいる学科出身の中央官庁、公団などに勤めている先輩が、一斉に集まって説明をしてくれるという企画があった。
うちの学科から多く行っている省庁の人は説明のあとに、「興味を持たれた方は(配られている)名簿の○○にコンタクトを取ってください」と言う。逆にあまり行っていない省庁の人は、「国家公務員の試験が終わってから、他の大学の方と同じように回ってください」…って、それが普通じゃないの?
まさか試験でひいきされるわけではないだろうけど、やっぱり東大だと面接で有利になるのだろうか?
大企業にも「東大枠」は多く存在するらしい。ただしそれが女子にも有効なのかどうかは知らない。あたしは他大学出身だからかもしれないけど、東大生が当然のようにいろんな特典を用意されているのを見て、なんか釈然としない思いでいる。
同じ学科出身である省に勤めている人の名簿というのが配られた。8ページくらいあって年代の古い順になっているんだけど、入省何年目だとどこに出向していてその後は課長になるとか、同じ年代の人たちはみごとに似たような役職に就いていて、壇上の人もその名簿を使ってキャリアパスを説明している。
入ったときから10年後、20年後が読める人生であり、それに疑いを持たない人たちなんだなあという印象を受けた。あたしは仕事自体には興味はあるんだけど、そういう先が読めすぎる、自分でコントロールする余地のない人生というのは、なんだかなあ。
1999-04-03 [長年日記]
# [Net] 風俗嬢の日記
日記猿人という日記集を見て、人気投票で上位にあるものいくつかを見てみた。上位にあっても、全然ひとりよがりでつまんな いと思ったものが多かったのだけど、面白かったものの多くは風俗嬢の日記だった。客観的で、文章がわかりやすい。けっこう頭いいんだな〜と思った。まあ、Web上で日記を公開する風俗嬢が全体を代表しているとは思わないけど。
また、彼女らの男性、女性、恋愛観も面白い。彼女らは友達らしく、お互いに直に会ったりもしているらしい。お互いにリンクが張ってあるので、一つ見つけるとたどることができる。
これらの日記に共通していることは、仕事の場ではやはり男性好みの女性像を演じているんだなあということ。それを仕事として割り切っていて「自分はいま演じている」ということをしっかり認識していること。接客業だからか、人間関係に熟練していて、かつさばけていてシビアな目を持っているという印象を受けた。ワイドショー的・おばちゃん的な考え方をすごく嫌いそうな感じ。それから、HPの色、レイアウトなどのセンスがいい。(全員ではないが)日記では自分のことを「僕」「俺」「ワシ」等々の男性形で呼ぶこと(仕事場で女らしい女を演じている反動??)。それから、やっぱり金遣いは荒いんだな〜。
みんな写真や名前、働いている店など隠してはいるけれども、風俗嬢だと名乗っていたら、いたずらメールとかも来るだろうに、それでも表現したいという気持ちの方が強いのだろうな。
インターネットというものがなければ、風俗とは全然関係ない世界にいるあたしが、風俗嬢が日々考えていることなんて知る由もなかっただろう。そう考えると、ネットの力ってすごいなと改めて思った。
<気に入った日記…どれもエッチなものを期待しても無駄>*1- バブルの逆襲:日記猿人でも大人気。読みやすい。時折見える母親思いの優しさ。
- Pink Trash:色のセンスがよく、カワイイ。文章も良い。内容は結構笑える。
- 女性のための風俗情報:風俗一般のことについて勉強になる(なってどーする)。男性に対しては冷たい表現。
- 菜摘ひかるの性的冒険:日記猿人でもかなり人気。レイアウトきれい。あちこちの雑誌に連載持っている人らしい。
- METAL SEX:この中ではかなりえっち。
*1 2002.11現在、サイトが閉鎖されたものはリンクを貼らず、移転したものは新しいURLに移した。また菜摘ひかるさんは2002年11月に亡くなっている
1999-04-14 [長年日記]
# [Misc] 面接の練習
CITIBANK社の、Practice Interviewという企画のことを、知り合いから回ってきたメールで知り、参加することにした。これは、CITIBANKの人事部の研修で、社員が学生の面接をするのだが、学制は無給である代わりに、自分の面接についてのフィードバックを得られるというもの。
あたしは、既卒の時に就職活動をしたり、海外インターンを申し込んだりしたが、面接重視の試験で受かったことがいちどもない。逆に筆記重視の試験なら、人生を大きく変えたであろうと思われる、高校、大学、大学院といずれも第1志望にパスしている。入社試験では、筆記でふるいにかけてから面接(これが一番多い)、いきなり面接、書類選考の上面接などいろんなパターンがあるが、どのパターンであれ、間違いなく最初の面接で落ちてきた。既卒だったからか、女だからか、はたまた人間性に問題があったのか…。
筆記で落ちるのは、「努力が足りなかった」で済むけど、面接で、しかも第一面接でことごとく落ちるというのは、自分という人間が否定されたようで嫌だった。だから、「面接のフィードバックを得られる」と言うのを、ぜひ試してみたかった。
事前に履歴書をFAXで送っておいて、当日は指定されたとおりにスーツを着てCITIBANKが入っている天王洲アイルへ。立派なビルに入って、面接官は50代くらいの男性だったが、会うなり、「(都市工学科教授の)N先生知ってる?」と聞かれた。面接官は彼と高校のとき同級生だったそうで、N先生のうわさ話などし、なごんだのち面接が始まる。
そういう始まり方だったこともあって、いたってスムーズに面接は進み、その後のフィードバックでも悪いことはほとんど言われなかった。こうなると、「共通の知り合い」の存在は良かったのか悪かったのか…。
ただ言われたのは、「もっと自分をアピールする材料(ex.困難を乗り越えた経験など)を用意しておいて、質問に結びつけてしゃべれるようにした方がいい」ということだった。あたしは、既卒で就職活動をしたときに、あるグループ面接で、「絵に描いたような自己PRを言おうとするあまり、面接官と対話が成立しなくなっている状態」を見たことがあり、「こいつらバカちゃう?」と思ったことがあった(ちなみに、その時は6人の面接で、実に4人がこれ系だった。あたしの就職活動のうちで、唯一2次面接まで行ったのはこのときだ。)だから自然にお話しするのがいいのだ!と思いすぎていたのかもしれない。
自分に対するフィードバックが終わった後は、面接官に対するフィードバックを、他のCITIBANKの社員に対して行う(もちろん会社側のねらいはこれを聞くことだ)。この人はあたしの面接を見ていたわけではないのだけど、面接が苦手であることを言うと次のようなアドバイスをくれた。
- 面接が始まったときには、もう結果は決まっている。(筆記試験がそうであることはわかっていたけど、面接はその場勝負だと思ってました。ハイ)
- それは、どれだけ相手がほしいものをキャッチし、それに対応した「話す材料」を準備してくるかによる。
- だからといって自己PRを丸暗記するのは良くない。前もって話す内容に関する文章を書いておけば面接のときにも自然に出てくるはずだ。(なるほど、いろいろ書いてみることね)



# viagra [ãã®éãä¿å¤ªéã®è©©ãã http://www.stlouisbusin..]